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サイドカーについて

サイドカーとは

サイドカーは自転車やバイクに、一輪の側車をつけた変形の三輪車のことをいいます。
そのため法規上は車扱いのトライクも、サイドカーに含まれます。

19世紀初頭に、当時四輪車が非常に高価であったため、自転車やバイクが利用されていました。
ですが荷物を運搬するためには不便なため、三輪車が考案されたのです。
そのためサイドカーの原型はトライクの形をしており、後に側車付の形へと変化していきました。

軍用にも多く使用され、その姿は第一次大戦や第二次大戦を舞台に作られた映画の中には必ずといっていいほど登場しています。
しかしそれ以降は大量生産できる軍用のトラックなどの出現により需要は減り、戦後は四輪車市場へと変わっていきます。
ですがフィリピンやタイなどの新興国では、現在でもタクシーなどに利用されています。

究極のサイドカー「ニーラー」

サイドカーはバイクの操作で走るのですが、側車がついているので「曲がる」ためにはバイク特有のバンクができません。
ハンドルを切って曲がります。
そのためレースには不向きだと思われるのですが、サイドカーのレースというのも存在します。

車体すべてがカウリングで包まれたマシンは、ニーラーと呼ばれ地を這うような姿をしています。
ライダーとパッセンジャーの二人で操作し、ライダーはバイクを操り、パッセンジャーは体重を移動しコーナーリングをサポートします。

膝をついた姿勢で操作を行っていますので、ニーラーは世界で最も低い視点のレースともいわれており、ライダーとパッセンジャーの感じるスピード感は他に類をみません。
このニーラーという名前は、膝(ニー)からきています。

バイクのレースで膝を擦るというのはみたことがあると思いますが、パッセンジャーはコーナーリングの最中は膝ではなく肩や尻を路面に接地させながら曲がっていきます。
二輪とも四輪とも違うコーナーリングは、独自の人気を誇ります。

法的なサイドカーの区分

サイドカーは日本では、構造で分類されています。
基本的に側車を外してバイク単体で走行できるものと、側車を外せないタイプです。

側車が外せるものは、自動二輪に分類されます。
そのため運転するためには、排気量に応じた免許が必要になりヘルメットの着用も義務となっています。

構造上外せないタイプは三輪自動車の扱いになり、運転するには自動車免許が必要になります。
自動車ですからヘルメットの使用は義務ではありません。

ですが例外があります。
それはクラウザー・ドマニというサイドカーです。

このマシンはBMWK100、K1100、K1200のエンジンを搭載した高性能なサイドカーで側車が外せないタイプなのですが、二輪車の運転技術がないと操作が困難で危険だと判断されたため、大型自動二輪免許が必要になっています。
その独自の操作性とスタイルにより、サイドカーは根強いファンがいます。

サイドカーにあまり興味がない人でも、中年世代の男性には、新造人間キカイダーのサイドマシンといえば分かってもらえるはずです。